知るともっと楽しくなる和服の豆知識
2025年5月18日
和服には、日本文化が凝縮されたような色彩や柄、そして名称が数多く存在します。今回は和服にまつわる意外な雑学や歴史をわかりやすくまとめました!
1.はじめに
和服が「特別な日」の装いとして定着したのは、明治時代以降の洋服化が大きなきっかけです。洋服が普段着として広まる一方で、和服は格式高い装いとして残りました。さらに戦後、動きにくく手入れが大変な和服は日常から遠ざかりました。しかし、その特別感ゆえに、成人式や結婚式など大切な場面で着る文化が続いています。近年では観光地でのレンタルやカジュアル着物も増え、普段使いの復活も見られます。
和服には、一つ一つの色や柄、そして小物にまで意味が込められています。その豆知識を知ることで、和服を着る楽しさがぐっと増します。ただ着るだけでなく、意味を感じて身に付けることで、特別な日がより華やかに、思い出深いものになります。
2.和服の色に込められた意味
和服には色ごとに特別な意味があり、場面に合わせた選択が大切です。
代表的な色とその意味
・赤(朱色):魔除けや生命力の象徴
昔から子供や花嫁衣裳に使われ、災厄を避ける力あるとされた。
・白:神聖さと純粋さ
神事や婚礼で使われるが、喪服にも使われる二面性を持つ。
・紫:高貴さと格式
平安時代には位の高い人のみが使えた色で、特に格式のある場にふさわしい。
・藍:庶民の色から粋な色へ
江戸時代、庶民の普段着として普及。洗えば洗うほど色が鮮やかになるため、粋を感じさせる色に。
3.和柄の持つ意味、縁起の良い柄とは?
代表的な縁起柄
・鶴亀:長寿の象徴
鶴は千年、亀は万年とされ、結婚式屋お祝い着で使われる。
・松竹梅:不屈の精神と幸福
松は常緑樹、竹は折れない強さ、梅は暖冬に咲く生命力を象徴。
・桜:出会いや門出
春を代表する花
・宝尽くし:富や幸福を祈願
打ち出の小槌や宝袋など、財宝をモチーフにした柄
・扇:将来繫栄
末広がりの形から、将来の繫栄を意味する。
・鞠:幸運
丸くて転がる様子から、幸運が続くことを表わす。
・鷹:勇猛果敢、出世や成功、魔除け
鋭い目と強い足で獲物を捕らえることから、強さや勇気を表わす。高く飛び立つ姿が「高見を目指す」ことを連想させ、出世や成功の象徴とされる。また、鋭い口やくちばしが悪霊を払うとされ、縁起の良い柄としてしたしまれている。
3.まとめ
今回ご紹介したように、和服には日本文化の奥深さが詰まっており、一つ一つに意味があります。このような豆知識を知っておくことで、和服を着るのがより楽しくなりますよ♪
みなさまの記念日がより良い日になるための参考になればと思います!
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